- シェアハウスに住むメリット・デメリットって何?
- シェアハウスに住んだことがある人の体験談を知りたい!
- 都内好立地のシェアハウスを探せるウェブサイトを知りたい!
このようなお悩みに、日本と海外でシェアハウス生活を経験した筆者がお答えしていきます。
▼ 筆者のシェアハウス滞在歴
① オーストラリア
1年間の語学留学中にシェアハウス3軒に滞在。(うち2軒は個室のないルームシェア)
日本人をはじめ、香港、台湾、スリランカなど多国籍な住人との共同生活を経験。
② 東京
女性専用シェアハウスに10ヶ月ほど滞在。
住人は筆者を含めて5人で、全員日本人。
個室あり、キッチン・トイレ・お風呂・洗濯機/乾燥機は共用。
※現在はシェアハウスを出て、一人暮らしをしています。
この記事では主に東京でのシェアハウス経験をもとに、メリット・デメリットをまとめてみました。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
この記事の目次
シェアハウスのメリット5つ
まずはシェアハウス生活で良かったこと・得したことを5つご紹介します。
住居にかかわる費用を節約できる

1つ目のメリットはなんといっても「安さ」。
とにかく住居費用を節約したい!という方にシェアハウスはおすすめです。
私は賃貸で部屋を借りるよりも家賃・初期費用・退去費用を安くすませることができました。
以下の表に具体的な金額をまとめました。
| シェアハウス | ワンルーム賃貸 | |
| 家賃・光熱費・Wi-Fi代 | 6.5万円/月 | 約9.5万円/月 |
| 初期費用 (当月・翌月分の家賃は除く) | 3万円 | 約20万円 |
| 退去費用 | 2.2万円 | 3.5万円以上 ※入居中のため未確定 |
ひとつずつ比較しながらみていきます。
家賃・光熱費・Wi-Fi代
シェアハウスでは家賃・光熱費・Wi-Fi代をすべてまとめて6.5万円/月でした。
そのため、ワンルーム賃貸との差はひと月で約3万円。
年間だとシェアハウスに住んだ方が約36万円安くなる計算です。
この差はかなり大きいですね。
初期費用
当月・翌月分の家賃以外で支払った金額を比べてみます。
シェアハウスを契約したときは保証金の3万円のみ。
対して、現在のワンルーム賃貸を契約をしたときは約20万円でした。
シェアハウスの初期費用は、ワンルーム賃貸のわずか15%という結果に。
賃貸物件を契約する際は、一般的に以下の料金が初期費用として発生します。
・敷金
・礼金
・火災保険料
・鍵交換代
・保証料
・不動産屋への仲介手数料
もちろん、物件によっては払わなくてもよい料金もあります。
私が今住んでいる賃貸物件も礼金なしでしたが、それでもとにかくお金がかかりましたね…。
退去費用
シェアハウスでは、初期費用3万円のうち2万2000円は清掃費として償却となったものの、部屋をきれいに使っていたとのことで残りの8000円は返金されました。
ワンルーム賃貸の退去費用は、敷金のうち少なくとも3万5000円は清掃費で償却される契約です。
入居中のため正確な退去費用はまだわかりませんが、シェアハウスの退去費用よりも高くなるのは確実です。
シェアハウスの価格帯が気になる方は、ウェブサイトで検索してみるのが一番。
シェアハウス運営の日本最大手オークハウスは取扱物件数も多いので参考にしてみてくださいね。
気軽に住める

2つ目のメリットは、賃貸よりも気軽に入居・退去が可能ということ。
シェアハウスのもつ「気軽さ」は具体的にこの3点です。
- 最低入居期間が短い(短期滞在が可能)
→物件によっては最低入居期間が1ヶ月のものも。 - 基本的な家具・家電・食器は備え付け
→持ち物が少ない人であればスーツケース1つで引っ越しが可能です。 - 電気・ガス・水道・Wi-Fiなどの事前の契約手続きが不要
→ライフラインは入居当日から利用可能です。
これらの気軽さから、土地勘のない場所で新生活を始める方や、海外から帰国してこれから住むところを探す方にもシェアハウスをおすすめできます。
見知らぬ土地でいきなり賃貸契約をするとなると、不安やリスクが伴います。
そこで活用すべきがシェアハウス。
賃貸契約前の準備期間のみシェアハウスに滞在するという活用方法です。
① シェアハウス滞在中に、周辺エリアの情報(治安や住みやすさなど)を集める
↓
② ある程度情報を収集した上で一人暮らし用の部屋探しを開始
↓
③ 賃貸契約
↓
④ シェアハウスを退去し、賃貸契約した部屋で一人暮らしスタート
この方法であれば、賃貸契約時の失敗や後悔も少なくなるはず。
実は、私がシェアハウスに住んでいた理由の一つがこれでした。
3年滞在していたマレーシアから帰国後、仕事の都合で東京に初めて住むことに。
しかし、東京の土地勘もゼロ、一人暮らしをするための家具家電ももちろんゼロ。
そんな状態で高額な初期費用を払っての賃貸契約は失敗するリスクが高い…でも仕事のためには住所が必要…
と、悩んだ末にたどり着いたのが「とりあえずシェアハウスに住む」という選択でした。
シェアハウス滞在中に自分の足で周辺情報を集めることができたので、一人暮らしの今の部屋も効率よくみつけられとても満足しています。
自分に本当に必要なものは何かを知ることができる

3つ目のメリットは、自分にとって本当に必要なもの・不要なものを知ることができるということです。
ミニマリストを目指したい方や持ち物を減らして身軽になりたい方にシェアハウスはぴったりです。
私が住んでいた都内シェアハウスの個室はわずか4畳という極狭ルームでした(笑)
この4畳のスペースに、化粧台、ベッド、収納棚が備え付けられていたので、自分のものを置くスペースはほぼなし。
シェアハウスのルールで、基本的に共有スペースに自分のものは置けないので、何か置きたければ自分の部屋のものを処分するしかありません。
もともと持ち物は少ない方でしたが、すこしでも部屋を広く感じられるよう「これは本当に必要か?」を自問自答しながら生活していました。
その結果、ものがさらに少なくなりお金・時間・精神の3点で良い効果が得られました。
① お金
・無駄遣いをしなくなった
・引っ越しが低価格でできた(6000円ほど)
② 時間
・ものを探す時間がなくなった
・引っ越しの荷造り、荷ほどきが数時間ですんだ
③ 精神
・部屋の圧迫感によるストレスがなくなった
・「何かあってもまた引っ越せばいい」と気持ちが軽くなった
ものを減らしたいけど減らせない!という方は、「シェアハウスに住む」という選択肢はいかがでしょうか?
荒療治ですが効果は期待できるはずです。(笑)
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誰かがいる安心感

4つ目のメリットは、非常事態が起きた時に家の中に誰かがいるという安心感です。
いきなり一人暮らしを始めるのが不安な方や寂しがり屋な方にもシェアハウスはおすすめです。
私がシェアハウスに住み始めてから数週間後のある日、東京近辺で大きめの地震が起きました。
幸い大きな被害もなく揺れはおさまったのですが、住人の一人が、
「今、結構揺れましたよね、部屋のもの倒れたりしてないですか?大丈夫ですか?」
と声をかけてくれて、とても安心したのを覚えています。
こちらの記事(【帰国後あるある】日本とマレーシアの文化・生活の違い15選【日本ってスゴイ?】)にも書きましたが、日本は本当に自然災害が多いです。
緊急時に一人でいるのがどうしても不安という人はシェアハウスを検討してみてもいいかもしれませんね。
学び・成長の場として活用できる

5つ目のメリットは、自己成長の場として活用できるということです。
ただ住むだけではなく「プラスαの価値」を提供することをコンセプトにしたシェアハウスが今注目されています。
「プラスαの価値」の代表例が「英語力向上・国際交流」。
シェアハウス日本最大手のオークハウスは英語力向上や国際交流をコンセプトにしたシェアハウスを多く取り扱っていることで有名です。
今すぐ物件をみたい!という方はこちらからチェックしてみてくださいね。
>> コスパと出会いが魅力のシェアハウス日本最大手オークハウスが入居者募集中
私自身もオーストラリアでルームシェアをしていたとき、台湾出身の女の子と仲良くなったのをきっかけに、日常生活で英語を使う機会が一気に増えました。
さらに彼女の英語レベルが上級だったこともあり、語彙力もアップ。
英語学習において、毎日英語に触れられる環境は大切だと実感しました。
なお、英語力向上や国際交流は「プラスαの価値」の一例にすぎません。
現在では以下のようなユニークなコンセプトをもつシェアハウスも多数存在しています。
・定期的な勉強会も開催されるクリエイター・エンジニア向けシェアハウス
・トレーニングジム完備!健康意識が高い人向けシェアハウス
・ランニング、バイク、ペットなど同じ趣味嗜好をもっていることが入居条件のシェアハウス
自分の夢や目標に近づくためにシェアハウスを活用するのも一つの手ですね。
シェアハウスのデメリット5つ
さて、ここまでシェアハウスのメリットについてご紹介してきましたが、ここからはデメリットについてです。
「シェアハウスに興味はあるけどまだちょっと心配…」という方はメリットだけでなく、デメリットも参考にしてくださいね。
生活音が気になる

1つ目のデメリットは、他人の生活音がストレスになる可能性があるということです。
特に、音に敏感な方はシェアハウスでの生活に向いていないかもしれません。
「生活音」とは具体的に、
・部屋の物音
・話し声
・共有スペース利用時の音(お風呂・トイレ・キッチンなど)
などです。
そのため、内覧時に部屋だけを見るのではなく、シェアハウスの造りや部屋の位置まできちんと確認しておくことをおすすめします。
ちなみに、私が住んでいたシェアハウスの個室はリビングキッチンの隣でした。
最初は特に気にしていませんでしたが、徐々にキッチンから丸聞こえの話し声が気になるように。
共有スペースで会話するのは普通のことですし、時間帯も早朝や深夜ではなかったので我慢していましたが、それがほぼ毎日続くとなるとどうしてもストレスに感じてしまいました。
住人と価値観が合わないとストレスがたまる

2つ目のデメリットは、他の住人との価値観の違いがストレスになることもあるということです。
生活する上で自分のこだわりが強い人、他人との違いを許容する範囲のせまい人はシェアハウス生活で疲弊する、もしくはイライラする確率が高いためおすすめはできません。
例えば「掃除当番」。
ある住人は「掃除をした」と思っても、別の住人にとっては「これで掃除したの?」というレベルということも起こりえます。(と、いうか実際にありました。苦笑)
シェアハウスには本当にさまざまな年代・性格・バックグランドの人が集まってきます。
まったく違う環境で育ってきた人たちが共同生活をするとなると価値観の違いがでてくるのは当然のことなので、ある程度は寛容な心で生活する必要があります。
自分のものをあまり持てない・置けない

3つ目のデメリットは、ものをたくさん所持できないということです。
自分の持ち物が多い人や、部屋にたくさんものを置きたい人もシェアハウス生活は合わないかもしれません。
国土交通省が平成27年に調査した『シェアハウスに関する市場動向調査結果について』という資料によると、個室の広さは7.5~10㎡未満(中京間で4.5~6畳未満)が全体の47.8%と最も大きな割合をしめています。
不安な方は、事前に必ず内覧に行って部屋の大きさを自分の目で確認してくださいね。
キッチン・お風呂・洗濯機など共有物を使いたい時に使えない

4つ目のデメリットは、共有物を使いたい時に使えないということです。
自分の生活リズムを崩したくない人や、自分の生活ペースがある人もシェアハウスでの生活はむずかしいかもしれません。
私が住んでいたシェアハウスの設備は、住人5人でお風呂1つ、トイレ2つでした。
特に困ったのがお風呂。
入りたい時間がどうしても重なってしまうことがよくありました。
長い人で1時間ほどお風呂を利用していたので、空くまでただ待つのみ。
そのため、「どうしてもこの日のこの時間に絶対に使いたい!」という場合は、LINEのグループに事前に連絡するようにしていました。
シェアハウスの雰囲気は実際に住んでみないとわからない

5つ目のデメリットは、「こんなはずではなかった」、「この人とは本当に合わない…」など入居後にミスマッチが起こる可能性があるということです。
シェアハウスの雰囲気・住人の情報・最低入居期間などは、契約する前に確認しておいた方がよいですが、シェアハウスの特徴として住人の入れ替わりが早いのも事実。
事前に入念に確認していても、入居後に住人の入居・退去があり、雰囲気ががらりと変わる場合もあります。
完璧を求めずにある程度の変化は柔軟に受け入れるくらいの心持ちでいた方が、ストレスのないシェアハウス生活を送れると思います。
まとめ:シェアハウスに住んでみたいと思ったらまずは内覧を!

今回は、シェアハウスのメリット・デメリットについてご紹介しました。
シェアハウスに興味がわいてきたという方は、まずは内覧に行ってシェアハウスの雰囲気を実際にみてみることをおすすめします。
シェアハウスでの生活をよりイメージできますし、自分の希望条件も整理することができますよ。
なお、遠方や海外にいて現地に内覧に行けない…という方も心配いりません。
シェアハウス運営会社のクロスハウスではWEB内覧が可能なだけでなく、内覧・契約・入居まですべてオンラインで完結できます。
内覧の申し込みはこちらからできるのでぜひ気軽にみてみてくださいね。
>> 東京で家賃3万円から住めるシェアハウス-シェアドアパートメント-
以上、この記事がみなさまにとって少しでもお役にたてば幸いです。





