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マレーシアで現地採用として3年間働いてみた感想【海外就職の実録】

この記事で解決できるお悩み
  • 海外駐在と現地採用の違いがわからない
  • 海外駐在ではなく現地採用で働くことにした理由を知りたい
  • 現地採用のメリットとデメリットを知りたい
  • 現地採用で実際に働いていた人の感想や体験談を知りたい

このようなお悩みや疑問について、マレーシアで現地採用として3年間働いていた筆者がお答えしていきます。


「現地採用 やめとけ」「現地採用 後悔」とよくネット上で目にしますが、個人的には「人生において良い経験になった」と今でもとても満足しています。


が、メリット・デメリットはもちろんあります


この記事では現地採用側の視点でまとめましたので、海外就職をめざす方にとって参考になることがあれば幸いです。


※働く国や企業、職種などで状況は様々です。一個人の感想・体験談である点をご了承ください。

「海外駐在」と「現地採用」の違い

まず海外就職には、海外駐在現地採用という2つの働き方があります。


この2つの大きな違いは「雇用元がどこか」です。


以下の表にまとめてみました。

海外駐在現地採用
雇用元日本国内の会社現地の会社(現地法人や現地支社)
働き方日本の会社で雇用されてから海外拠点に赴任する海外にある日系企業・外資系企業の支社・現地法人に直接雇用される

私は現地採用として日系企業のマレーシア法人で働いていましたが、雇用元はマレーシア法人なので日本にある本社とは雇用関係にはない、ということになります。


そして、海外駐在か現地採用かによって仕事内容や待遇が大きく変わってきます。


この点をふまえて、次は現地採用のメリット・デメリットをお伝えします。

現地採用のメリット:自由度の高さ

まず、私が考える現地採用のメリットは自由度の高さ、具体的には以下の3点だと感じました。

① 働きたい国を選べる

② 仕事とプライベートのバランスが取りやすい

③ 自分で仕事の辞めどきを決められる

働きたい国を選べる

1つ目のメリットは、自分で働きたい国を選べるということです。


興味がある国で働けるので、毎日の生活も刺激的で仕事もモチベーション高く取り組むことができます。


対して、海外駐在員は働く国を選べないことが多いです。(海外拠点の数が少ない場合などは希望通りになることもありますが)


会社からの辞令で一方的に決められるか、ポジションに空きが出た国から選ぶことになるため、自分の行きたい国に行ける保証はありません。


海外駐在員の同僚によると、駐在したい国の希望を聞かれて第三希望まで出しても、全く希望通りにいかなかった人もいたそうです。

ちなみに、私がマレーシアを選んだ理由は下記の記事にまとめていますので、マレーシア就職に興味のある方はぜひご覧ください。

>> 私が海外就職のために「マレーシア」を選んだ7つの理由

仕事とプライベートのバランスが取りやすい

2つ目のメリットは、仕事とプライベートを分けて生活しやすいということです。


これは海外駐在員と現地採用の役職の違いが関わっています。


一般的に、海外駐在員は主にマネジメント職に就き、現地採用はその海外駐在員の元でローカルスタッフ(私の場合はマレーシア人)とともに働きます。


私の場合、業務中は日本人のお客様の対応がほとんどでしたが、プライベートの時間は日本人コミュニティに関わることはほとんどなく自由に過ごしていました。


対して、同僚の海外駐在員は業務時間外や週末の緊急対応、本社や他支社の役員がマレーシアに来訪する際の対応なども担っていました。


「現地採用は駐在員の手下のようにこき使われる」といった情報もあり就業前は不安でした。


しかし実際は、海外駐在員と現地採用という立場が考慮され、業務内容の線引きもされていたので安心しました。

自分で仕事の辞めどきを決められる

3つ目のメリットは、現地採用は退職や転職のタイミングを自分で決められるということです。


仕事やその国での生活が合わなければ、転職なり帰国なりをすればよいので比較的身軽に動けます。(短期での離職はその後の転職活動に響くので注意は必要ですが)


対して海外駐在員は任期が決められた上で赴任します。


持病の悪化などで任期満了前にやむをえず帰国された方もいましたが、基本的には任期満了までその国で働き続けなければいけません。


個人的に、海外駐在として働く方が覚悟や忍耐がより必要という印象でした。


関連記事: 現地採用のその後〜退職・帰国・転職を一気に経験したのでまとめてみた〜

現地採用のデメリット:海外駐在員との格

続いて、現地採用のデメリットです。


正直これは海外駐在員との給料・福利厚生の格差に尽きます(苦笑)


書いているとどんどん悲しくなってくるのですが、現地採用として働く際に妥協しなければいけないポイントとして読んでいただけたらと思います。

なぜ格差が生まれるのか?

そもそも、この格差は役職・雇用元の違いから生まれます。


その違いを簡単にまとめたのが以下の表です。

海外駐在現地採用
役職マネジメント職が多い海外駐在の下で働く+新入社員として就業開始
雇用元日本本社/外資系の日本支社現地法人/現地支社
給料や待遇雇用元の規則が継続して適用される現地の状況(物価や就労規則)を基準に定められる

海外駐在員は責任のあるポジションであることに加え、会社の辞令で赴任するため日本にいるときよりも高待遇であることが多いです。


一方で、現地採用は自分の意思で海外に来て、新入社員として就業します。


そのため、特に一般職やカスタマーサポート職であれば、海外外駐在よりも現地採用の給与や待遇の方が劣ってしまいます。


続いては「給料」「福利厚生」の2つの視点からより具体的にお話しします。

給料の格差

海外駐在員の給料を実際に見たわけではありませんが、現地採用の2倍以上はあると思います。


マレーシアの場合、外国人(日本人も含む)に就労ビザを発行する条件の一つに給料が5000リンギット/月以上(約13万円)であることが定められています。


私の場合は役職のないポジションだったので最初の給料は条件ぎりぎりのRM5500でした。


それでもクアラルンプール中心地にある1LDKで一人暮らしをして、月1回はマレーシア国内や東南アジア諸国に旅行していたので、生活に困ることはありませんでした。


が、海外駐在員の同僚とご飯に行ったりするとどこか金銭感覚の違いを感じることはありましたね…。

福利厚生の格差

続いて福利厚生ですが、私が働いていた会社では以下のような違いがありました。

海外駐在員現地採用
一時帰国の航空券代会社負担なし(自費)
赴任時/帰任時の航空券代会社負担なし(自費)
入国/帰国時の引っ越し代会社負担なし(自費)
家賃手当約8万(役職によってはそれ以上)約5万
健康診断 日本で受診現地で受診
医療保険会社負担で海外駐在員向けの
日本の医療保険に加入
会社負担で現地スタッフと同じ
マレーシアの医療保険に加入

改めてまとめてみるとかなり違いますね…(苦笑)


ただ、現地採用でも「赴任時の航空券は会社負担」といった条件の求人もあったので、企業次第・交渉次第ではより良い条件になる場合もあると思います。

※現地のクリニックや歯医者に通院したときの体験談は以下の記事にまとめていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。


>> 【マレーシア現地採用】医療保険や治療費って実際どんな感じ?駐在員との違いは?【体験談】

それでも私が現地採用で働くことを選んだ理由

現地採用のデメリットをみて、「やっぱり現地採用で働くのは辞めておこうかな…」と思った方もいるかもしれません。


そこで、なぜ私が現地採用として働くことにしたのか、についてお話ししようと思います。


結論としては、できるだけ早く、確実に、海外就職できる方法が現地採用だったからですが、ここから具体的に2つのポイントにわけてお話しします。

未経験でも応募可能な求人が多く、選考も通りやすい

1つ目の理由は、現地採用だと応募可能な求人が多く選考も通りやすかったからです。


現地採用の求人だと日本人相手の業務経験があれば、未経験であっても応募が可能なものが多い印象があります。


当時、私には業界も職種も未経験でしたがマレーシアで挑戦してみたい仕事がありました。


しかし海外駐在だと求人数が少ない上に、応募条件が厳しく、競争率も高かったので転職活動も全く上手くいきませんでした。


そこで現地採用の求人に切り替えたところ、とてもスムーズに希望の仕事がみつかり内定をいただくことができました。


「未経験の職種だけどとにかく海外就職に挑戦してみたい!」という方は、現地採用の求人を見てみるのも一つの手かなと思います。

すぐに海外で働ける

2つ目の理由は、現地採用だとすぐに海外で働くことができたからです。


海外駐在員の場合、日本で一定年数の職務経験を積んだのちに社内選考を経て赴任するのが一般的です。


また海外駐在を見据えた求人でも必ず海外駐在できるという保証はありません。

  • 社内選考で落選した
  • 会社の業績不振で海外事業が縮小された
  • 就労ビザが取得できなかった


といった予測不能な要因で海外に行けなくなる可能性もあります。


当時の私はすでに20代後半でしたが「20代で海外就職したい」という思いが強かったため、海外駐在できるかもわからないまま日本で働き続けるという選択にはいたりませんでした。

海外駐在になるには日本で何年働く必要がある?

あくまで一例ですが海外駐在員の同僚によると、駐在の社内選考に応募するための条件の一つが、「日本にある自社で3年以上の就業経験があること」だったそうです。

海外駐在員は主にマネジメント業務に就くので、日本である程度の知識や経験がないと会社側も駐在として海外へ送り出せない、ということですね。

おわりに:海外駐在 or 現地採用?まずは情報収集から!

以上、私が体験した”海外就職の現実”でした。


海外駐在か現地採用か、海外就職か外資系に転職か、などお悩みもさまざまだと思います。


ただ、最後に私が伝えたいのは興味があったらすぐに行動したほうがいいということです。


人生は本当になにが起こるかわかりません。


もし海外就職に興味があるならば、私は最初の一歩として転職エージェントに話を聞いてみることをおすすめします。


理由は、以下のような海外就職につながるリアルな情報を無料で手に入れられるからです。

・自分が応募できる求人はどんなものがあるのか?

・海外就職に必要なスキルや知識は?

・海外駐在と現地採用のどちらの働き方が合っているか?

・就業を開始するまでのだいたいのスケジュールは?

私自身も転職活動を始めた当初は、10数社の転職エージェントに登録してひたすら情報収集をおこないました。


おかげで、海外就職に向けてやるべきことやスケジュールをより明確にすることができました。


何事も思い立ったが吉日です。


海外就職に興味のある方におすすめのエージェントを紹介しますのでぜひ活用してみてください。

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もし行きたい国がすでに決まっている場合は、現地の転職エージェントもおすすめです。


この記事では私が実際に登録したマレーシアの現地エージェントを紹介しています。マレーシア就職に興味のある方はぜひご覧ください。

>> 【海外就職】マレーシアで現地採用として働くには?(求人の探し方・渡航前の準備)【体験談】


この記事が海外就職をめざす皆様にとって少しでもお役に立てば幸いです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。