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【言葉は生き物】“マレーシア英語”で頻出の単語7選

“マレーシア英語”って何?

今回はマレーシアで話される「ことば」のお話です。
よく「ことばは生き物だ」と喩えられますが、それはことばが文化や生活、時代などに応じて自由自在に変化していくから。

私はマレーシアに来る前、コミュニケーションは英語だけでなんとかなるだろう、そう思っていました。実際にほとんどのマレーシア人は英語を話しますし短期の観光や日常会話であれば何も問題ありません。またこちらが完璧な英語でなくてもなんとか言っていることを理解しようとしてくれるので、リラックスして話せる雰囲気があり特に英語初心者にもやさしい国だと思います。

ただ滞在期間が長くなり、マレーシア人とのコミュニケーションも増えるにつれて、
彼らの話す「マレーシア英語」、通称「マングリッシュ」が実は一筋縄ではいかないということに気づきました。
※「マングリッシュ」は、「マレーシアン・イングリッシュ」の略。

マレーシアは、主にマレー系、中華系、インド系から構成されており、
この多民族国家という背景が彼らの使うことばにも大きな影響を与えています。
同じ民族間で話される第一言語はマレー語、中国語、広東語、タミル語etc..と多種多様ですが、
異なる民族間では、英語もしくはマレー語が使われます。

この英語がいわゆる「マングリッシュ」になるわけですが、
その面白さ(かつ難しさ)の一つが、会話の中に各民族の第一言語の単語がそのまま登場するところ。独特なアクセントも相まって、マレーシアに来た当初は「これはもう別の言語では…」というのが私の正直な感想でした。

当然、英語がわかっていてもマングリッシュ特有の単語が出てきた途端何を言っているのかさっぱりわからなくなるのです。最終的にマングリッシュのアクセントや単語に慣れるまで3ヶ月くらいはかかりました。

今となっては色々と異文化体験ができてよかったのですが、日本にいるときからもう少し準備してしておけば…とも思ったので、今回は実体験をもとに私がマレーシアに来てから覚えた「マングリッシュ」で頻出の単語を7つ紹介しようと思います。マレーシアへ渡航予定のある方やマレーシアに来て間もない方にとって少しでも参考になれば幸いです。

Makan(マカン)

マレーシア風焼き鳥「サテー」の模型。ペナンにあるWonderful Food Museumにて撮影。

一つ目はMakan。マレー語「食べる」の意味です。
民族問わずマレーシア人はみな食べることが大好き。
マレーシア人の同僚たちはとにかく食べ物に関する情報に常にアンテナをはっており、
「どこどこに新しいレストランができた!」「今あそこのお店でドリンク2杯買ったら1杯無料でついてくるよ!」などの最新情報をいつもシェアしてくれます。(笑)
そんなマレーシア人が好きな“Makan”を使った表現をいくつか紹介します。

Sudah Makan? (スダッマカン?) 元気?
直訳すると「もう食べた?」の意味ですが、「元気?」という挨拶として使われます。

Makan Sini(マカンシニ) 店内で食べる
これはマレー系レストランでの頻出表現。Siniは「ここで」の意味なので「ここでたべる」つまり「店内で食べる」となります。

Jom Makan!(ジョム マカン!) さあ、食べよう!!
Jomは英語でいう「Let’s」、日本語だと「〜しよう」の意味。たとえばレストランに行き、注文した料理が出そろったときにJom Makan!と言ったりします。

Bungkus(ブンクス)

スーパーで見つけたチキンと水餃子のお弁当。RM7.9(約200円)。

Bungkusマレー語で意味は「テイクアウト」
店内で食べるのではなく、お持ち帰りするときに使います。
先のMakanででてきた表現と併せて、

Makan Sini?Bungkus? 店内で食べる?テイクアウト?

と、マレー系のレストランに入店して最初に聞かれることが多いです。

Tapau(タパウ)

さて一つ目、二つ目とマレー語の単語が続きましたが、こちらは中国語/広東語から。
タパウは中国語/広東語「打包」 (中国語はdabao、広東語はtapau)が語源です。
意味は二つ目のBungkusと同じで「テイクアウト」
中華系の単語ですが、マレー系やインド系マレーシア人との会話でも普通に使います。

私がこの単語を覚えたのは、ある日の同僚との会話から。
その日は仕事が立て込んでおり私はすぐにランチに行ける状況ではありませんでした。
そこで、ちょうどランチに行こうとしていたマレーシア人の同僚が私に向かって一言、

“Do you need Tapau?”  テイクアウトいる?(何かテイクアウトで買ってこようか?)

と、親切に聞いてくれたのです…が。
マレーシアに来て間もなかった当時の私は「Do you need」までは聞き取れたものの、
当然ながらTapauの意味がさっぱり分からず…
数秒の沈黙が続き、私の頭の上にはてなが浮かんでいたのを読み取ってくれた同僚が
「あ~マングリッシュでちゃったね、Tapauはテイクアウトの意味!」と教えてくれました。

Mamak(ママッ)

次はうってかわってインドのタミル語から「屋台やインド系の大衆食堂」を意味するMamak(ママッ)。もとはタミル系ムスリムのレストランを指す言葉のようです。

だいたいどのMamakも店内と店先にテーブルがあり、ローカルフードを安価で楽しむことができます。現在はパンデミックの影響で営業時間の規制がかかっていますが、24時間営業のMamakも多いです。(Mamakはいわゆる“東南アジア感”満載の大衆食堂なので見た目の雰囲気や衛生面などから入るのに少し勇気がいる…かもしれません笑)

マレーシア人はとにかく食べることが好きなので、深夜0時をまわっても飲み物片手に外で談笑を楽しむ人々の姿をよく目にします。しかも基本的に飲み物は激甘、食べ物は油たっぷりなので初めて見たときはなかなかの衝撃でした。(笑)

Kampung(カンプン)

クアラルンプールから車で3時間ほどにある街、タイピン(Taiping)にて。

これまで食に関する単語が続きましたが、このKampungはマレー語「田舎・ふるさと」を意味します。マレーシア人は家族や親戚とのつながりをとても大切するのでよく実家へ帰省します。
Kampungは会話では以下のように使われます。

My Kampung is ●●●(地名). 私の故郷は●●●(地名)だよ。

I am going to go back to my Kampung this weekend.  今週末実家に帰るんだ~。

My Home town is very Kampung so there is no airport! うちの実家田舎すぎて空港なんかないよ!

Alamak(アラマッ)

続いてはAlamak。これはマレー語ですが意味はすぐに覚えられるはず。
なぜなら日本語の「あらまぁ」と同じだからです(笑)
Alamakは、驚いた時や、同情・心配する時のリアクションとして使われる言葉
「本当に?!」「えええ?!」や「まじで?!」「まじかぁ…」といった意味合いを含むので便利な表現です。

使うシチュエーションの例を挙げると、

お目当ての商品が売り切れていた時に、“Alamak!”
さっきまで晴れていたのに急に土砂降りになった時に、“Alamak!”
旅行の前日に友達が風邪をひいていけなくなったと知った時に、“Alamak…”


などなど。日常の色々な場面で使えます。

Lah()

最後はLah。こちらはマレーシアだけでなくシンガポールでもよく聞く単語です。
日本語でいう「~よ!」「~ね!」のようなもので、語尾につけることで口調をやわらげる効果があります。マレーシア人はとにかく文章の最後にこの「Lah」を付けることが多く、「ラ」と短く発音することもあれば、「ラァ~」と伸ばす場合もあります。Lahの響きが可愛いので、何か理不尽なことが起きたときでもSorry lah〜(ソーリーラァ〜)と言われると、まあしょうがないか…となんだか反論するも失せてしまうそんな効果のある単語です。(笑)
使用例はこんな感じです。

Okay Lah.   OKだよ~
Can Lah.  できるよ~
No Lah.   ちがうよ~
Sorry Lah.   ごめんね~


語源については諸説あり、マレー語のLah、広東語のLah (啦) 、タミル語のLahとどれも同じ単語かつ同じ用法で存在しているらしく一概にどれが正式な語源か断定するのは難しいようです。

またある日私がふと何かの文章の後にLahをつけていたのを聞いたマレーシア人の同僚に「今回の場合だとLahを付けるのはなんか違和感あるよ」と言われたことがありました。感覚的なものだったようで私もいまだに厳密なルールはわかりませんが(そして自分がどんな文章を言っていたのかも忘れてしまった…)、何にでもLahをつけていいと言うわけではないようです。

マングリッシュで現地コミュニティに飛び込もう!

以上、私がマレーシアに来てから覚えたマングリッシュで頻出の単語を7つピックアップしてみました。私はこういったマングリッシュの知識ゼロでマレーシアに乗り込んだわけですが、もしわからない単語があっても心配無用です。分からないということを相手にきちんと伝えれば、単語の意味を教えてくれたり英語に置き換えてくれたりします。(英語が分からない場合でも何とかして説明してくれますよ。)

私の経験上、そういった日々の積み重ねを通して「マレーシアならでは」のものを知っていくと、会話のネタにもなりますしマレーシア人との距離も一気に縮めることができます。あえてこういった単語を使うと確実に「お~よく知ってんね~(ニヤリ)」とされ会話もはずみます。(笑)

私の同僚は大半がマレーシア人でオフィスでは常に様々な言語が飛び交っているので、もう自分でも何語を話しているのかわからなくなるときがあります。ですが、この「ごちゃまぜ」感こそがマレーシアの魅力。数年経った今ではこの何でもアリなゆるい雰囲気に心地よささえ感じるようになってきました。

ひと癖もふた癖もあるマングリッシュですがマレーシアが多民族国家であること実感できる面白い文化です。他にもマングリッシュ特有の単語は色々とあるのでぜひ調べてみてくださいね。

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